1月SDAからの情報提供
会員各位
本日の定例会議を中止しましたので、情報提供のみ行わせていただきます。
2月は19日(金)に第二会議室にて開催する予定です。
宅配会員各位
SDカード優遇制度の全国一律実施については、1社のみ御承諾を頂いています。
これは自安センターの本部に通知いたしますと、全国の自安センターに内容を通知していただくことができるものです。
是非、多くの会員さんに御参加いただきますようお願い申し上げます。
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全日本デリバリー業安全運転協議会
理 事 村 川 淳 一
〒101-0051東京都千代田区神田神保町1-24
TEL:03-5282-1560 FAX:03-5282-1564
E-mail:sda-delivery@gol.com
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21. 1. 29
村川淳一
新年の御挨拶と安全に関する所感
新型コロナウイルスCOVID-19のパンデミックが収束を見せない中で新年を迎えましたが、年末年始期間中に重大事故がなく、安心しております。本年もよろしく御指導・御支援をお願い申し上げます。「CHANGE」は一字を変えるだけで「CHANCE」になると新聞で読みましたが、会員各位におかれましては、今年も変化を好機ととらえて業務を進められますよう御期待申し上げます。
昨年の12月18日(金)13:30~15:40の間、標記シンポジウムがWeb会議方式で行われました。警察庁主催、文部科学省後援、(公財)交通遺児育英会協力でした。今回は定員500名でWeb方式でしたが、通常は会場に集合して平成28(2016)年から行われているようです。
子供の頃に交通事故で家族を亡くした経験のある数名の遺族が体験談を語る時間がありましたが、友人と打ち解けられなくなり、大人になっても、いまだに心に深い傷を負ったままだということが分かりました。私たちはデリバリー・スタッフとして多くの青少年を擁しています。その中の一人でも事故で亡くしてはいけないし、また、逆に若人の命を奪うことがあってはならないと認識した次第です。
私が事務局に入局させていただいたのは平成21(2009)年4月1日です。入局して数ヵ月経ったある日、大崎氏から、かなり以前の出来事として、アルバイト・スタッフが事故で亡くなり、会社の幹部が葬儀に参列すると、父親から「うちの息子を返してくれ!」と叫ばれたと聞きました。人の命はお金で買うことのできない大切なものであることをスタッフに常に教育する必要があると思います。
■ 愛社精神を育む
私は平成元(1989)年3月に大阪府八尾市にある陸上自衛隊中部方面航空野整備(やせいび)隊の隊長として赴任しましたが、溶接工場に貼ってあった大きな張り紙に驚きました。ある隊員が昭和53(1978)年に大阪府で行われた溶接の教育で貰った「大阪労働基準局ガス溶接教程」に書かれていたもので、「事故はどんなとき起こるか」という表題で「1 仕事に不慣れなとき、2 仕事になれすぎたとき、3 規定を実行していないとき、4 連絡・調整が不十分なとき、5 あわてたとき、6 平素のやり方を変えたとき、7 憶測によるとき、8 心配、疲労、睡眠不足、不真面目なとき、9 雑念にとらわれたとき、10 仕事について軽蔑したとき」とありました。私が驚いたのは10番目です。
私たちはロゴマークを背負ってデリバリー業務を行っています。愛社精神がなくては、安全運転は望めないと思います。普段から愛社精神を育むことが非常に大事だと思います。
ほとんどのデリバリー会員会社では、業務開始前に「安全運転五則」を唱和されていることと思います。そしてこれが実際に安全運転に繋がっていることは実感されていると思います。自衛隊で基本教練を「イチ、ニイ」「イチ、ニイ」とやっていますが、これはただ、いたずらにやっているのではなく、良い意味での服従心、言い換えれば遵法精神を養っているのです。「安全運転五則」の唱和は非常に大事だと考えます。
「安全管理は業務遂行の基盤である」との認識のもと、今年も安全管理に努めましょう。
資料① 令和2年中の交通事故死者について
資料② 信号機のない横断歩での一時停止
資料③ 道路の公平を生むトラフィックフィエラルキー
資料④ 自転車利用の現場観察 第12回
資料⑤ 普通自転車の定義に係るに直しについて